インターネットや他人の話を聞くと「行政書士の仕事は、スポット業務だから集客が難しい。」や「そもそも独占業務と言っても、自分でやろうと思ったらできるものばかりだ。」「行政書士では食っていけない」などネガティブな意見を目にすることが多いと思います。
このような意見を見て、受験を考えている人や行政書士を志す人の気持ちが萎えてしまっては元も子もありません。
今回は、「行政書士が食えないのか」を自分のためにも検証してみたいと思います。
・ 今から行政書士の勉強を頑張りたい人
・ 行政書士になって将来が不安な人
・ 行政書士で独立開業を目指す人
行政書士って食えないってホントなの??
行政書士の実際の廃業率はどれくらいか?
新規参入の行政書士の廃業率は3年で9割と言われています。実際にどれくらいの人が廃業しているのでしょうか。
実は、行政書士の方がどれくらい参入して、廃業しているのかはすぐにわかります。行政書士会が発行している「月刊 日本行政」にすべて掲載されています。
「月刊 日本行政」を一年分チェックして、表にしました。
この表を見ると一年で2633人の新規参入がいて、1941人が廃業をしているようです。
廃業率の計算式は、以下のようになります。
死亡による廃業を除いて、計算式にあてはまめて実際の廃業率を計算すると・・・・約3%になりました。
飲食店などの廃業率が10%程度であることを考えると、かなり低い数字なのではないでしょうか。
行政書士全体が高齢化している。
行政書士の年齢別の構成を見ると、約50%が60歳以上だといわれています。
高齢化が進んでいる理由として、公務員として十数年勤務することで無試験で行政書士の資格を得ることができることが挙げられます。
つまり、必然的に年齢層が高くなってしまう構造になっています。
また、士業自体若い人からの人気が低迷していることも要因として挙げられます。
まとめ
1.廃業率は約3%程度である。安心して勉強すること!
2.高齢化が進んでおり、これからチャンスは広がる!
以上2点が今回の検証の結果です。安心して試験勉強をして行政書士として活躍してほしいと思います。